不平文士の節酒日記~ADHD 死闘篇

アルコール使用障害とADHD に立ち向かいつつある技術系会社員のブログ

1999

『「百合映画」完全ガイド』20世紀日本映画ぶん

ちょうど一週間前、7月5日に始めた薬(コンサータ)のおかげで短文なら持続して読める程度にアタマの中が回復してきたので、リハビリを兼ねてレビューをしてみたいと思います。お題は先月6月25日発行の星海社『「百合映画」完全ガイド』。あとがきによ…

昨日やった映画の告知はこんな内容。

大塚といいます。 1、2分時間を下さい。 来週末17日土曜から23日金曜まで、阿佐ヶ谷で公開される『1999年の夏休み』という映画の告知です。1日1回しかやらないんですが。 日本にまだ「トランスジェンダー」という言葉がほとんど定着していなかった3…

カヲル

最後のシ者こと、渚カヲル君のモデルが『1999年の夏休み』に出てくる藤原薫であることは、わたしの中では歴史的事実として確定しております。そしてさらに傍証を発見しました。 1992年に『1999〜』の脚本家である岸田理生が監督したビデオ、『喰う女』の脚本…

思い出した3本の映画

以下、別に『櫻の園』『(ハル)』を貶したいワケではない、とあらかじめ言い訳。 久し振りに見た2本の映画――「櫻の園」と「(ハル)」 <中略> 時代と寝た映画というのは、その時代が過ぎ去ってしまえば古臭く感じられるのだけれど、逆に長い時間が経つと…

邦画オールタイムベストテン

id:washburn1975さんとこの邦画オールタイムベストテンに投票してみた!http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20081113括弧内は作品内に登場する最重要人物を演じた役者さん。 1999年の夏休み(大寶智子) エースをねらえ!2(菅谷政子) きらきらひかる(薬…

2005年の反省&2006年の抱負バトン

もにかさん(id:mxoxnxixcxa)からいただきました。もらえるものは何でももらいます。 2005年いちばんの「頑張った」 TOEIC 試験で平均点を上回ったこと。英語は大嫌いなので初夢でもうなされました。 2005年いちばんの「ヨカッタ」 うーん、会社を移ったこと…

『1999年の夏休み』

16年半前にはじめてみてから、何回みたのかもう忘れましたけど、未だにこの作品について文章化できません。いや、頭の中では何度となく書いているのですが、何かのかたちにしたくないのでしょう。萩尾望都の『トーマの心臓』を下敷きに岸田さんがつくりだし…

『1999年の夏休み』

映画編集者の冨田功さんと、この映画の脚本家にして戯曲家の岸田理生さんの追悼となる上映でした。 冨田さんは20年の間に100本を超える作品を繋いでおり、現代日本映画を見る人ならばほぼ確実に彼が関わった作品を見ているでしょう。金子修介監督とはデビュ…

同族嫌悪と嫉妬

渡辺多恵子がいつ頃から嫌われているのかわからないのですが、確実にアレはヤバイだろ、と思われた一件があります。『僕の胸も熱くなる』*1のあとがきだったか単行本『もうひとつの九月』*2の中に、自分の同人経験とその終わりをつづったエッセイ漫画を描い…