不平文士の節酒日記~ADHD 死闘篇

アルコール使用障害とADHD に立ち向かいつつある技術系会社員のブログ

『1999年の夏休み』

16年半前にはじめてみてから、何回みたのかもう忘れましたけど、未だにこの作品について文章化できません。
いや、頭の中では何度となく書いているのですが、何かのかたちにしたくないのでしょう。
萩尾望都の『トーマの心臓』を下敷きに岸田さんがつくりだした台詞も、金子監督が割ったカットも頭に入っているので、映画に集中できないのですが、高間賢治カメラマンが撮った映像が、音楽監督の柳田ヒロが取り出した中村由利子のピアノと共に、冨田さんの手で融合されたシーンには、やはり泣けてきてしまうのです。
しかしホールを出た直後、余韻を味わいつつ飲酒でもしようかと思って入ったコンビニで流れていた「五分だけのわがまま」*1にも泣けてしまう自分が、ちょっとイヤ。
しかもそのコンビニはアルコールが置いてないというオチまで着いていたのでした。

1999年の夏休み [DVD]

1999年の夏休み [DVD]

  • 発売日: 2001/08/22
  • メディア: DVD

*1:蒼き流星SPTレイズナー』の前期エンディング