不平文士の節酒日記~ADHD 死闘篇

アルコール使用障害とADHD に立ち向かいつつある技術系会社員のブログ

『コヨーテ・アグリー』

たいへんよい映画。ニューヨークに行きたくなる。 さらに深夜から仕事に行く予定でしたが力尽きました。

富士総合火力演習

初体験。すごい迫力でしたが、雲天でF-2の対地支援や空挺降下などがなかったのが残念。クレイモア地雷(対人指向性散弾)がすごかった。チケットとひきかえに運転を買って出てくれたドラちゃんの「自衛隊エヴァ真似し過ぎだろ」「平和は尊いですねぇ」の言葉…

『まごころを君に』

劇場初日初回を歌舞伎町で観て以来。前半を流し観。ストーリーだけでなく作画もひどい。

TVで放送された『エヴァンゲリヲン・序』

たいへんよい作画。穴だらけのストーリーはTV版に忠実。

富野オールナイト

池袋新文芸坐にて27日。22:30〜 伝説巨神イデオン 接触篇00:05〜 伝説巨神イデオン 発動篇2:00〜 ザブングルグラフィティ3:35〜5:35 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 『逆襲のシャア』で確実に寝そうな気がする。

『櫻の園』

ネットでの評判がよろしくなく、興行的にも非常に苦戦中ということで、あらかじめ不出来は覚悟して観に行きました。あにはからんや、実に良い出来でした。 1990年公開の前作は、ぶっちゃけて書くと「中年おとめ男(中原俊監督)があらかじめ失われた時(…

スカイ・クロラ

すごく久しぶりに、劇場で幸せな気分になりました。 なるべく見ないようにしていたけれども、目に入ってしまった批判的、揶揄的、オタク自慢的コメントは、すべて的外れだったと思います。 この作品は、紛れも無く押井作品であり、しかし今までの押井作品か…

個人的ベスト

セルゲイ・パラジャーノフ 『ざくろの色』 アンドレイ・タルコフスキー 『惑星ソラリス』 押井守 『攻殻機動隊2.0』

『攻殻機動隊2.0』

土曜新宿オールナイトで2回観劇。劇場で日本語版の『攻殻』を観るのは初めて。そういえば、旧作上映当時、やはり歌舞伎町まで見に来たらすでに打ち切られており、『クイック&デッド』が掛かっていたことを思い出します。いい感じに色が落ち着いていて、音質…

『耳をすませば』

わたしは宮崎駿監督の劇場公開アニメはほとんど観ているのですけれど、『紅の豚』以外は、さほど思い入れはありません。『豚』を含めて、どこかしらうそ臭い、鬱陶しい、不快な影を感じていました。 近藤喜文監督が宮崎駿の脚本と絵コンテを昇華した、この作…

『椿三十郎』

その一方、森田芳光の作品を良いと思ったことがないのもまた事実。一抹の不安を抱えて観に行きました。 池袋のシネサンシャイン6番館は160人そこそこしか入らない小屋で、客は1割未満。ハルキさんジンギスカンに続いて大ゴケ?不安はいや増すばかりです…

『怨念戦隊ルサンチマン』

京都大学アニメーション研究会が1997年に自主製作した特撮映画。8ミリフィルムによる撮影と思われます。じつは、8ミリフィルムを最後まで使い続けたのは映研ではなくアニ研でした。コマ撮りのできるビデオカメラや、コマ単位の編集が出来る機材は、20世…

『FLAG Director's Edition 一千万のクフラの記録』

長文消えてがっくし。 イベントが終わったのでぶっちゃけた感想をば。シリーズ構成・脚本である野崎透さんの色が濃く出ているのだと思いますが、この作品の戦闘描写はまずいと思います。非対称戦争の悲惨さを描いているつもりなのだと思うのですが、暗殺教団…

演出家のルーツ

『装甲騎兵ボトムズ レッドショルダードキュメント 野望のルーツ』を観ました。テレビシリーズは大好きな作品ですし、部分的に上手いシーンもあるのですが、説明不足のせいで展開が唐突なところがいくつもあり、イライラさせられました。ラストのクレジット…

『機動戦士Ζガンダム A New Translation III 星の鼓動は変』

結論から言うと富野監督にとって「愛」というのは肉欲であるということが改めてあきらかにされた作品でした。映像的にも性交のメタファーがあちこちに出てきます。シロッコもシャアもカミーユも、もちろんヤザンもエロス&タナトスに満ち満ちて無反省。 前二…

『男たちの大和/YAMATO』

映画は観ないと文句は言えないと思ってますから、チケットショップで960円の前売り券を購入して観賞してきました。というわけで、最初から文句をつける気満々で見てきたのですが、あにはからんや演技と演出に関してはほとんどケチをつけるところはありま…

『機動戦士Ζガンダム A New Translation II 恋人たち』

「恋人たち」というサブタイトルですが、煽り文句の「キスの記憶…」のほうがマッチしていた気がします。恋愛映画というほどのものではなく、青春映画ですね。前作と同じく、『機動戦士ガンダム』をまったく知らない方にはお勧めできません。固有名詞が理解で…

『落陽』(1992)

にっかつを再び傾むかせた日活80周年記念映画。制作費50億円(邦画歴代3位タイ)。超大根役者の加藤雅也主演。ダイアン・レインとかユン・ピョウとかドナルド・サザーランドとかにしきのあきらとか内藤陳とか立川談志とか団鬼六とかキラーカーンとか黒…

『クライシス2050』(1990)

NHKエンタープライズ制作。共同制作の学研を経営危機に陥れた。制作費70億円(邦画歴代2位)。失敗作『さよならジュピター』を下回る作品として一部のSFファンに知られる。主演は『アニマルハウス』(ふつう知らない)のティム・マティスン。準主役…

『機動戦士Ζガンダム A New Translation 星を継ぐ者』

観てきました。 『機動戦士Ζガンダム』を知っている人にはお勧めできます。TV版にストレスを感じていた人ならば、たいへん口当りが良くなっていて驚くでしょう。『機動戦士ガンダム』を好きだった人も、見て損は無いと思います。出番は少ないですが、フラ…

『1999年の夏休み』

映画編集者の冨田功さんと、この映画の脚本家にして戯曲家の岸田理生さんの追悼となる上映でした。 冨田さんは20年の間に100本を超える作品を繋いでおり、現代日本映画を見る人ならばほぼ確実に彼が関わった作品を見ているでしょう。金子修介監督とはデビュ…

『ハウルの動く城』

木村拓也の声が不自然という前評判が伝わっていましたが、全然そんなことはなかったです。週刊誌の記事だったと思いますが、原稿を書いた記者のやっかみだったに相違ありません。もちろんプロの声優に比べると「らしく」はなかったですが、それも狙いの一つ…

『フォッグ・オブ・ウォー〜マクナマラに学ぶ11の教訓』

(正式な邦題は『フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白』) アカデミー賞を受賞したドキュメンタリーフィルムで、六本木の乙女小屋で観ました。現在、渋谷のユーロスペースでレイトショー中。「人間コンピュータ」の異名をとったマクナマラ…

『スチームボーイ』

「この作品は劇場で見るべき」という言いまわしは使い古されたものですが、この映画については敢えてそう言いたいと思います。日本アニメの伝統的文法に則った上での、この凄まじい「動画力」に太刀打ちできる作品は、当分……おそらく10年やそこらの間には…

『ディープ・ブルー』

海洋「ドキュメンタリー」映画。六本木岡の乙女小屋にて鑑賞しました。 勧められて見に行ったのですが、タイトル通り深く憂鬱に。わたしはまったくおすすめしません。 まず音楽の使い方がヒドイ。ベルリン・フィルだそうですが、「スターウォーズ」か「スタ…

『海猿』

久しぶりに文句なく感動したと言える作品です。劇場でこんなに泣いてしまったのは数年前に見た『さよならドラえもん』、いや高校生の時に見た『エースをねらえ!2』以来か。ストーリー自体は、人種差別との闘いという要素のない『ザ・ダイバー』、あるいは…