不逞文士めざして
闘わないほうが良い、という意見がある。
それは、そうではない、
と、どうやったら言えるのか。
勝てるかどうかわからない。
それはそうだし、勝てないことも多い。むしろ勝てないことの方が多いだろう。
しかし、闘った事実は記録として残り、それがいつか、正しかったことが明らかになることもある。
正しくなかったとしても、その感情は記録され、記憶されるかもしれない。
それは勝利と言えるし、少なくとも闘った意味であることは間違いない。
正しい闘いなのか、それもわからない。
それでも闘うべきなのか。
闘うべきだ。
何故なら、闘うことによって、その闘いが、正しいか間違っているかは、いよいよあきらかになっていくからだ。
闘え、闘え。