『欲望問題』
まず薄い。本の厚みが薄い。文字も大きいので読みやすそうです。
例によって後書きから読む。文章中に「(笑)」というのがあったのでとりあえず買う気を無くす。
そしてどうやらこの本、連続講座の2回分だかを再構成して加筆したモノだそうです。二次利用かよ!
安い命だなおい!
(自分で解説するのも無粋ですが「爆笑問題」田中裕二風に突っ込んでみました)
以下、友人が教えてくれたurlより、岩井志麻子氏入魂のクレーム「ぼっけえ驚いたわ」より引用。
驚き、その3。あとがきの傲慢さ。
命がけで書いたから、命がけで読んでほしい。……あんたいったい、何様のつもり。
これは本当に、あごが外れかけたわ。いったいどんな育ち方をしたら、ここまで俺様になれるの。ていうか、これは不幸の手紙か!? 勝手に送りつけてきて、命がけで読めだとぉ!? その言い草はなんなんだ。なんぼ温厚なわしでも、怒るで。
私も職業が物書きじゃ。しかしな。ただの一度も、こんなん考えたことがないで。オドレの書くものがつまらんからじゃろ、いうんは無しじゃで。
ようまあ恥ずかしげもなく、命がけなんて言葉を使えるよな。社会の差別について考える前に、人としての恥じらいについてちょびっと考えてみんか。
<失礼ながら中略>
そいで、命がけでとか偉そうコく割りには、(笑い)←を散りばめとるよな。
なんなんよ、これは。それこそ、笑うかどうかは読者様が決めることじゃ。
あんたが、「おい愚鈍な大衆どもよ、ここが笑うところだぞ。親切に俺様が指示してやってんだからよ」というとる訳か。
差別について闘う前に、あんたのその傲慢さをどうにかしようや。話はそれからじゃ。
http://www.pot.co.jp/pub_list/2007/02/06/review-iwai_shimako/
惚れそうです。
P.S.
先日、伏見憲明の慶應義塾時代の同窓生でAV監督をしている某氏とトーク。「彼はプロデューサータイプだと思う」との証言を聞き出し、深く首肯しました
P.S.2
同日付の伏見の日記。
これで岩井志麻子の生霊も祓われたことでしょう(笑い)。
http://www.pot.co.jp/fushimi/2007/02/06/%E3%83%92%E3%83%83%E3%83%88%E7%A5%88%E9%A1%98/
……。