不平文士の節酒日記~ADHD 死闘篇

アルコール使用障害とADHD に立ち向かいつつある技術系会社員のブログ

押井守『凡人として生きるということ』((幻冬舎,2008)

押井守は映像よりも文章の方がわかりやすい、というのは定評があるところです。
何故なら、押井守は論理の人だから。
しかもその論理がきわめてクリアで、誰にでもわかる話ことばで書かれています(何か所か左翼の専門用語が出てくるところはご愛嬌)。
この本では、ひたすら理詰めで

  • 「若さに価値なんてない」
  • 「社会人として生きるほど面白いことはない(だから若者や女性は疎外された、気の毒な存在である)」

ということがアジられています。
学生の頃に読みたかったな〜。
そういえば、この本をかつてあった「だめ連」というグループの中心人物であり、『だめ連の「働かないで生きるには?!」』という共著もあるぺぺ長谷川氏に貸したのですが、どんな感想を持つのか楽しみです。