不平文士の節酒日記~ADHD 死闘篇

アルコール使用障害とADHD に立ち向かいつつある技術系会社員のブログ

「レバノンと戦争になる。そうしたらイスラエルに勝ち目はない」

「元帥」の愛称で知られる元朝日新聞社編集委員田岡俊次氏がこう言い放ったそうな。
普通に考えればイスラエル軍にとってレバノン軍など物の数ではないのは明らかなのですが(国防予算が20倍くらい、装備の数はもっと違う)、問題はレバノン正規軍を壊滅させた後、その構成員がアングラ化しヒズボラなどの勢力が強化されることなのではないかと。
レバノン全土が「ガザ」化したとします。するとテロによってイスラエル軍占領部隊は身動きが取れなくなり、国連とてそんな火中の栗を拾うことも出来ず、人口と常備軍が少ないイスラエルは予備役動員の継続を余儀なくされ、経済への打撃によって結局は撤退することになる、というシナリオです。
そこまでいかずとも、イスラエル人の間ではここ数年、インテリやロシア・東欧からのあたらしい移民などを中心に厭戦気分が蔓延しているそうですから、少なくともヒズボラのロケット攻撃は、国外脱出や故国への帰還の動きを加速するはずです。
パレスチナにおけるイスラエル」の、終わりが始まったのかもしれません。