苦戦するイスラエル陸軍
7月26日早朝、23日に破壊されたメルカバ戦車を回収するために、ゴラニ旅団はエゴズ大隊(対ゲリラ用の特殊部隊)と51大隊を投入。
<中略>
激しい戦闘となり、午後になってようやく負傷者の後送が始まる。ヒズボラ兵は、機関銃、RPG、対戦車ミサイル、迫撃砲を装備。防弾ベストや暗視ゴーグルを持っている者が認められた。2台のメルカバ戦車が破壊されたが、攻撃に使われた武器は不明。戦死者は、51大隊の副大隊長ロイ・クライン少佐を含む8名。
http://park8.wakwak.com/~spike/news/2006/07/29-3.html
過去の中東戦争で鍛え上げられてきたイスラエル陸軍ですが、レバノン南部、人口3万人の都市ビントジュバイルを巡る攻防で躓いたそうです。世界的な名声を誇るメルカバ戦車と、戦車部隊の副指揮官を失った挙句の後退ということですから、これは明確な敗北です。高い防御力を持つ戦車を1日で複数撃破したということは、ヒズボラの兵士は正規軍並みに鍛えあげられ、都市の地形と各種の火器を立体的に運用した小部隊戦術を駆使できる錬度を持っているようです。
パレスチナ・ゲリラやイラクのレジスタンスとは、格が違うということです。