不平文士の節酒日記~ADHD 死闘篇

アルコール使用障害とADHD に立ち向かいつつある技術系会社員のブログ

フランスにおいては、極右とは「反戦」陣営に属する。

極右が「人種差別」「好戦的」かというと、必ずしもそうではない。「自国文化の優位性」「人種差別」は支持者の間では根強いので「極右=差別的」という図式はとりあえずよしとしても、「極右=好戦」というのは全く事実と反する。国民戦線は、フランスの体制が賛成したコソボ空爆にも第一次イラク戦争(通称・湾岸戦争)にも反対の立場をとった。もちろん、アフガン戦争にも第二次イラク戦争にも反対した。米国の9.11テロのあとにすぐさま、「広島・長崎の原爆もテロである」「米国・英国の経済封鎖によって、イラクの子ども達が100万人以上、殺された。これもテロだ。米国テロのみを絶対視するわけにはいかない」旨の冷静な声明を出したのも、国民戦線である。そして、怨念によって戦争に進むことに対しても、強い懸念を示した。

http://www.pot.co.jp/oikenparis/archives/2005/08/25/mr
やっぱりフランス人は面白い。