不平文士の節酒日記~ADHD 死闘篇

アルコール使用障害とADHD に立ち向かいつつある技術系会社員のブログ

共生の強制は矯正だ

伝聞の伝聞ですので、以下は個別具体的な批判ではなく、一般論だと言い訳しておきます。

某貧困系の集会でとある男性の労組幹部の方が発言しました。
・人材派遣業界のデータによると女性のオフィスワーカーを対象にしたアンケートでは「本人達は望んで派遣をやっている」というデータがとられている
・製造業の派遣で働く男性へのアンケート(某NPOしらべ)では7割の労働者は嫌だけれどしょうがなく派遣で働いている
・・・この後会場にいた女性たちから「女だっておなじだよ」「女が好きでやってるって今言ったじゃない」「女村をつくらないといけないような状況をつくらないでね」という反対意見が飛びました
現場では、この騒ぎをみた男性の参加者から失笑がもれていました。

http://d.hatena.ne.jp/negorin/20090120/1232427994#seemore
まず第一に、この男性労組幹部は著しく同時代認識を欠いていると言わざるを得ません。
彼は何の目的があってこんな発言をしているのでしょうか?
男性派遣を優先して救済せよとでも??
おそらく、派遣男性の悲惨な状況を強調したかっただけなのでしょうが、こういうのをセクシズムの内面化と言います。
そして第二に、会場にいて野次反対意見を飛ばした女性たちもわかっちゃいません。
「女だっておなじだよ」
って、同じわけないだろ。これだからアフ均法*1世代は……
「女村をつくらないといけないような状況をつくらないでね」
じゃなく、いやむしろ、主体的に女派遣村をつくるべきなのです。
女の問題は女が何とかする、ということ。男幹部に依存してはイクナイ。
第三に、失笑した男性参加者は最低人。デボン紀に還れ!

*1:アフター男女雇用機会均等法。いや、わたしもそうなんですけどね。