不平文士の節酒日記~ADHD 死闘篇

アルコール使用障害とADHD に立ち向かいつつある技術系会社員のブログ

バルス!

水村美苗さんの『日本語が亡びるとき』という本は「文化帝国主義」の脅威を煽ってる話らしいですね(未読)。←どうやら違うようです。
確かに英語、中国語、ヒンディー語ロマンス語(西仏葡伊)という4大言語の圧倒的な優位は揺るぎませんが、ロシア語、日本語、ドイツ語もそれに次ぐグループとして大きな存在感を示しています。
話者で世界10位、公用語人口としても11位の位置です。
http://japan.wipgroup.com/useful-information/reference-material-data/gengosiyoujinkou.html
また日本語というのは江戸末期以来、世界中のめぼしい古典をすべて翻訳している数少ない言語らしいので、文化的蓄積としても、おおきなアドバンテージがあります。
識字率の高さ、読書人口の多さ、それによる印刷・出版文化がモノを言ったわけですね。
あまり心配する必要は無いのではないかと。