不平文士の節酒日記~ADHD 死闘篇

アルコール使用障害とADHD に立ち向かいつつある技術系会社員のブログ

省みて己を知るべし

アメリカのwikipediaにはこんな記述が!

M-5ロケット*1
M-V とも Mu-5も呼ばれるこのM-5ロケットは、科学衛星打上げのために設計された固体燃料ロケットである。
<中略>
内容
1 国家安全保障
2 M-5 の飛行記録
3 参照
4 外部リンク
1 国家安全保障
宇宙開発の分野では大変珍しい、この3段式固体燃料ロケットの開発は、日本の非核政策にも関わらず、軍事的関心が動機となっているとの懸念の声が上がっている。
固体燃料ロケットは長期間の保管に耐え、指令直後に確実に発射されるため、軍用に適した設計である。
政策立案者は、ISAS*2JAXA*3に統合されて液体燃料ロケットH-IIAを持つようになった後の、日本の固体燃料ロケット技術を維持を目的とした国家安全保障論議を行なった。
ISASの対外関係室長は次のように言っている。
「国家安全保障についての強硬派が議会での影響力を強め、それに対して反対する大きな声がないように見えます……私は我々が非常に危険な時期を生きていると考えています。現在の状況と北朝鮮からの脅威を考え合わせると、実に恐ろしい」 [ 1 ]
M-5 の設計は、寸法・ペイロード的に類似し、やはり三段式固体燃料ロケットであるLG-118A ピースメーカーICBMをモデルにしたというレポートもある。M-5 の設計は確実かつ迅速に兵器化することが可能である。 [ 2 ]
2 M-5 の飛行記録<略>
3 参照
[ 1 ] 『日本は核武装を思案する』(カール・シェーンバーガー,2003,デトロイトフリープレス)
[ 2 ] 『別れ道? 日米安保同盟次の10年』(ウィリアム・E・ラップ,2004,合衆国陸軍戦争大学戦略研究所)
4 外部リンク<略>

http://en.wikipedia.org/wiki/M-5_rocket
[ 1 ] の発言は、おそらくJAXA宇宙科学研究本部、対外協力室長の的川泰宣教授のものですね。
アメリカにとって極東三馬鹿*4の中でいちばん危険なのは日本ということのようでございまして、幕臣の末裔たる反日文士としてはなんとなく愉快。
<追補1>
日本のウィキペディアに依れば

全備重量139トンというM-Vロケットの大きさは、同じ三段式固体燃料ロケットを採用したアメリカ空軍の最新のICBMであるLGM-118ピースキーパー(88.5トン)やロシアのSLBMであるR-39(90トン)をしのぎ、世界最大級の固体燃料ロケットとなっている

大陸間弾道ミサイルの1.5倍!ものスケールを持っているようです。
<追補2>
2ちゃん軍板住人の知見に依れば、いちばん軍事転用に向いているのは1号機成功後に計画が凍結されたこのロケット。
http://ja.wikipedia.org/wiki/J-I%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88
長距離弾道弾開発の中で困難と言われる再突入体の研究も行われています。
ただし、技術的に言えば、ゼロから設計するのがもっとも安く、性能的にも最適なものがつくれるはずです。

*1:なんかこう書かれるとすごく兵器っぽい。日本では普通M-Vと書きます

*2:文部科学省宇宙科学研究本部

*3:独立行政法人宇宙航空研究開発機構

*4:欧米から見て極東といえばまず日本、次に朝鮮なのですがこの言葉を使っている人たちはわかっているのでしょうか