不平文士の節酒日記~ADHD 死闘篇

アルコール使用障害とADHD に立ち向かいつつある技術系会社員のブログ

赦すことは勝者の特権

中野区議の石坂渉さんのブログより。

 南アフリカにおける初の黒人政権であるマンデラ政権は、被差別者であった黒人が、差別者であった白人を裁くのではなく、真実和解委員会において真実を明らかにすることで、政治的な背景でなされた暴力行為を赦すということを行いました。
 「罰する」ことを前提とした裁きでは、加害者は口を閉ざしてしまう。真実を明らかかにするためには『赦す』ということが必要となる」という方針を採りました。

「和解」について、マンデラ南アフリカ共和国大統領の
「忘れることはできないが、許すことはできる。対話によって分かりあう。一人一人の力で世界を私たちがよりよい場所に変えることができる。」
といった主旨の言葉がいまでも耳に残っています。

http://ishizaka.exblog.jp/22433209/
マンデラ大統領の偉大さは何と言っても南アフリカ白人アパルトヘイト政権を打倒して政権を奪取し、新政府を樹立、素晴らしい内容の新憲法を成立させたことにあります。
この時点で南アの白人アパルトヘイト野郎どもは権力を奪われ、罰されているわけです。ガクブル状態といって良い。国外逃亡も続出しました。
マンデラは政権を取った上で、高みから和解のための「赦し」について言及しているわけで、勝ったわけでもないマイノリティが差別者を許すなど笑止千万なのです(石坂区議がそういう主張をしているわけではないと思います、念のため)。