不平文士の節酒日記~ADHD 死闘篇

アルコール使用障害とADHD に立ち向かいつつある技術系会社員のブログ

樺太の終わり

わたしの死んだ祖父は、陸軍の一兵卒としてカラブト(こう発音していた)に駐屯していたことがあったそうです。

○麻生総理大臣のサハリン訪問について
 私(官房長官)の方から麻生総理のロシア訪問について申し上げます。麻生総理は明日の2月18日にロシアのサハリンを訪問いたします。日本の総理としては戦後初めてサハリンの地を訪れることになります。

http://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/rireki/2009/02/17_p.html
南樺太についての外務省の説明。

南樺太(=北緯50度以南)及び千島列島(=ウルップ島以北の島々)については、その領域主権を有していた日本は、1951年のサンフランシスコ平和条約(注)(第2条(c))により、すべての権利、権原及び請求権を放棄しました。サンフランシスコ平和条約上、南樺太及び千島列島の最終的な帰属は将来の国際的解決手段に委ねられることとなっており、それまでは、南樺太及び千島列島の最終的な帰属は未定であるというのが従来からの日本の一貫した立場です。

南樺太については、ロシアが継続的に現実の支配を及ぼしており、これに対してロシア以外のいかなる国の政府も領有権の主張を行っていません。また、ロシアが南樺太においてこのような施政を行っていることについて、同地域に対するすべての権利、権原及び請求権を放棄している日本は、これに異議を唱える立場にはありません。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/hoppo/topic.html
官房長官が「ロシアのサハリン」と発言したことにより、「樺太」という存在は、戦後63年目にして公式に過去のものとなったと言えるでしょう。