不平文士の節酒日記~ADHD 死闘篇

アルコール使用障害とADHD に立ち向かいつつある技術系会社員のブログ

新訳ZZ第三部「バイブレーション」

新訳ΖΖ妄想の完結編でございます。

軌道上で新造戦艦「ネェル・アーガマ」に乗り移ったブライトは、グラナダからの命令によって指揮権をトーレスに渡し、自らは月に渡る。
その後に連絡将校のミリィがもたらした命令は、サイド3宙域に単艦で進出し、持続偵察を行なえという驚くべきものだった。
反発するガンダムチームの面々に、休むまもなくマシュマーの部下イリア・パゾムが襲い掛かる。
身を守るために応戦し、これを撃退したネェル・アーガマの中で、サイド3に向かおうと言い出したのはなんとジュドーであった。
サイド6の中立コロニー、タイガーバウムに寄港したネェル・アーガマは、指導者スタンパ・ハロイの歓待を受けるが、これはネェル・アーガマの女性たちを拉致しようとする罠であった。
女装したジュドーとイーノはスタンパの屋敷に潜入、仲間を解放するが、そこでジュドーはスタンパと会談するハマーンの気配を感じる。
ハマーンアッガイに対しジュドーズゴックに乗って戦いを挑む。戦いの中で、コロニー落しの意味を問い正すジュドーに対し、ハマーンはその心と力を人類のために有効に使えとはぐらかす。
サイド3宙域にひそかに近づいたネェル・アーガマから、ジュドーたちは首都「コア3」に接続される予定の小惑星キケロに潜入する。
そこでは過酷な労働条件に疲弊した鉱山労働者たちが決起を計画していた。
そしてその決起と共に、ハマーンの独裁に不満を抱えた旧ザビ派の将校と内通した青年将校グレミー・トトは、ハマーン暗殺計画とクーデターを決行、アクシズを掌握する。
間一髪難を逃れたハマーンは、グレミー一派の粛清を強化人間とされていたマシュマーやゲーツ・キャパに命じるが、マシュマーはジュドーの前で、グレミー配下のクローン・ニュータイプ部隊に敗れ死亡する。
中立を保っていたネェル・アーガマだが、形勢有利のグレミーを叩くべくガンダムチームを発進させる。
執念深くガンダム待ち伏せしていたヤザンに対し、ジュドーの怒りのビームサーベルが一閃する。「ガンダムちゃんよぉおお!おめぇは、生きていちゃぁいけねぇ存在なんだ!」「暗黒の世界に帰れ!ヤザン!!」
総兵力に劣り、次第に劣勢に追い込まれたグレミーは、アクシズ付属の小惑星モウサをハマーンの艦隊にぶつけて戦力を寸断しようとする。
それを阻止すべく、単機アクシズ内部へと侵入するハマーンと、それを追うジュドーたち。しかし、ガンダムチームは次々と被弾し、戦線から脱落する。
ハマーンと対峙したジュドーを、後ろから撃とうとしたグレミープルツークィン・マンサは、ゼータのルーによって撃破される。グレミーは死に、プルツーも瀕死の重傷を負う。
ルーにプルツーを託したジュドーは、けっして他人を受け入れようとしないハマーンにひとり立ち向かっていく。
ハマーンキュベレイを辛くも倒したジュドーダブルゼータは大破し、モウサの火災に包まれる。
コアファイターで脱出したジュドーを導いたのは、息を引き取る直前のプルツーだった。
指導者を失い、戦闘を停止したネオジオン軍の前に、連邦とエゥーゴティターンズ連合艦隊があらわれる。
すべてが終わってからあらわれた彼らを代表するブライトに対し、ジュドーは殴りかかる。
そしてそれを止めたのは、実は生きていたリィナであった。
宇宙空間。真新しい脱出ポッドが漂流してゆく。
(第3部完)