不平文士の節酒日記~ADHD 死闘篇

アルコール使用障害とADHD に立ち向かいつつある技術系会社員のブログ

夫婦別姓にまつわる失言の誕生とその死

ドラえもん短歌』の枡野浩一さん(を名乗る人)が、夫婦別姓制度に消極的に反対する散文を
http://macska.org/article/123#more-123
に書き込みました。その直後、他の読者から手厳しい反論にあって発言を撤回したようです。
わたしは短歌や俳句といった短詩文における情報量の少なさと不正確性について、昔から疑問と偏見を持っているのですが、この散文を読んでその疑念がまた立ち昇ってきました。
枡野さんの言い分(藤子流に要約すれば「のび太くん、人生がまんすることもたいせつだよ」といったところでしょうか)は一見するともっともらしく聞こえるのですが、その前提条件はあいまいで、しかも間違いを含み、さらに言えば少数者への想像力を欠くものでした。
わたしも箴言*1の類を読むのは好きなのですが、おそろしいので、自分では書きません。

*1:芥川は『侏儒の言葉』と『或る阿呆の一生』がいちばん面白いと思ってます