不平文士の節酒日記~ADHD 死闘篇

アルコール使用障害とADHD に立ち向かいつつある技術系会社員のブログ

西村真議員、犯罪収益収受でも立件へ…大阪地検と府警

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20051126i105.htm
「犯罪収益収受」とは聞きなれませんが、これ、「組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律」つまり「組織犯罪処罰法」に違反しているということだそうです。
しかし「組織犯罪処罰法」って、元々は暴力団とかマフィアを取り締まるために作られた法律ですよ。
たしかに西村議員はヤクザ顔負けの言動を繰り返してきた人物ですが、彼の法律事務所自体が暴力団であったとは考えられません。
これは議員本人が口走ったとおり、「国策捜査」ということなのでしょうか。お上に楯突く者はこうなるのだという。
それにしても法律がこんな風に適用されるのを見ると、共謀罪なんてものが成立されたら、国家に都合の悪い人間はそれこそ片っ端から逮捕できることになるでしょう。
これってすごくマズイ事態だと思います。
ところで、かつて『宇宙戦艦ヤマト』の名(迷)プロデューサー西崎義展が逮捕された際、その親友を自称していた現都知事が、あっさりと彼を見捨てたということがありました。両人の友人であった*1西村議員がどんな態度をとったのかは、わたしは知りません。今回、西村議員の仲間たちはさっそく彼を見捨て始めた感があります。
友人が、本当に背中を預けられる仲間かどうかは、勇壮な言葉や身振りではなく、こうした撤退戦の時に明らかになります。
辻元・鈴木両議員は、彼と同様に危機に陥りましたが、強固な仲間の支持を得て、地の底から這い上がりました。本当の仲間がいて、確固とした政治的意思を持っているのならば、彼も再び舞い戻ってくることでしょう。
歓迎はしませんけどね。

*1:http://d.hatena.ne.jp/o-tsuka/20040316に関連エントリがあります