不平文士の節酒日記~ADHD 死闘篇

アルコール使用障害とADHD に立ち向かいつつある技術系会社員のブログ

ジェンダーフリーはもうやめよう。

わたしはフェミニストですが、いい加減な言葉を使っているから不自由な人に突っ込まれてうろたえるんだと思います。
現代の男女平等・女性解放運動というのは70年代のウーマンリブが基底にあるわけですけど、この運動は中ピ連*1によってマスイメージが悪化した後に終息していきました。学究セクターや公的セクターへの働きかけが弱かったというのが継続的な運動にならなかった一因でしょう。
このへんを反省した80年代のフェミニズムはいちおう今も続いていますが、今度は田嶋陽子がマスイメージを悪化させて若手(特に研究者)の離反を招きます。
90年代には男性学・男性運動・クィアスタディーズ・ゲイ解放運動が一時的に勃興し。こちらからの働きかけもあって「フェミニズム論」に代わり「ジェンダー論」が隆盛します。
こういう背景があって「男女平等」に代わる「男女共同参画」、「女性解放」に代わる「ジェンダーフリー」という言葉が発明されてきました。
もう30年過ぎたんですから原点回帰で「男女平等」「女性解放」に戻しちゃっていいんじゃないかとわたしなどは思うわけです。
ところでわたしはジェンダーは解体するべきだと思ってますけどね。もちろん着替えは全員個室です。トイレもぜんぶ個室!
参考頁
「ジェンダーフリーとは」
「ジェンダー・フリー」をめぐる混乱の根源(1)
「ジェンダー・フリー」をめぐる混乱の根源(2)
東大ジェンダーコロキアム集会報告
ジェンダーフリーは和製英語
「ジェンダーフリー」の誕生?
3つのじぇんだー・ふりー?
関連エントリ
「SEED世界はジェンダーフリー? 」
女性運動は既に勝利している

*1:「単ハネ」なのかどこかの「仕込み」なのかいまだによくわからない