不平文士の節酒日記~ADHD 死闘篇

アルコール使用障害とADHD に立ち向かいつつある技術系会社員のブログ

ファイナルファンタジー(2001)

実はこの映画は見ていないんですが、前二作の過ちに学ばず、歴史を繰り返した日本人の愚かさとして特筆しておきたいと思います。
スクエアを傾かせ、合併に追い込んだ映画。総制作費は邦画歴代ぶっちぎりの1位、164億円(1億3700万ドル)。全米での興行収入は3200万ドル。
主演(声優?)は『ER』のミン・ナ。国辱映画『パールハーバー』のアレック・ボールドウィンとか、ドナルド・サザーランドとかが……
音楽は『エイリアン3』などのエリオット・ゴールデンサル。
http://jtnews.pobox.ne.jp/movie/database/treview/re2741.html
教訓:ミードとジャールとサザーランドには気をつけろ(ちょっと違う)。
ちなみに、『デビルマン』の総制作費は10億円。『キャシャーン』も10億円、『ゴジラ』シリーズも10億円。特撮ものとしてはアベレージです。
アニメだと、『イノセンス GHOST IN THE SHELL』が10億でわりと安い(ただし、押井守は制作中止になった『G・R・M ガルム戦記』で相当なお金を使っています)。『ハウルの動く城』16億、『千と千尋の神隠し』17億、『もののけ姫』20億、『となりの山田くん』23億、『スチームボーイ』が24億。『スチームボーイ』の絵的完成度は凄まじいのですが、制作費や制作期間(9年)も日本アニメ史上最高だったわけですね。
そうそう、今度、『男たちの大和/YAMATO』を25億で制作する角川春樹は、『天と地と』(1990)では50億円(邦画歴代3位タイ)を使い、角川書店に大損害を与えたと言われています。道楽で破滅する、そんな角川社長はまさに「憎みきれないろくでなし」。文士たるもの、こうありたいものですね。
ごめんなさい、やっぱりムリです。