イオナ

先日の地震で寝床に落ちてきた一冊。澤井健には思い入れはないのですが、絵柄は好きです。
代用教員として小学六年生の担任となった、型を外れ過ぎな教師・イオナと、その教え子たちの２年間の物語。
この一巻の最初に、堅物で優等生のフェミニストである委員長に対して、「あんたみたいな融通のきかない娘がね。」「将来男にだまされて父なし子を産むのよ。」とイオナが言い放つカットがあるのですが、ここに栞が挟まっていました。
当時、妙に説得力を感じたことを覚えています。
この漫画には続編があるのですが、高校生になった委員長は、ぜんぜん自己主張が出来ないダメな女にされていました。残念ながらこの続編は二話で打ち切りになったらしく、単行本に未収録で簡単には読むことが出来ません。