不平文士の節酒日記~ADHD 死闘篇

アルコール使用障害とADHD に立ち向かいつつある技術系会社員のブログ

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http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-2290-storytopic-1.html
琉球新報2005年5月18日[水]記事
新しい歴史教科書をつくる会」の副会長が代表を務めている「自由主義史観研究会」という組織が、沖縄戦の「集団自決」(集団死)は軍の命令によるものではなかったとして、これを検証するため現地調査や研究集会、教科書記述の訂正要求などを行う「沖縄プロジェクト」を計画しているそうです。
学術的な研究ならそれはそれで結構なのですが、彼らの活動は
「社会科や歴史の教科書には、過去の日本を糾弾するために、一面的な史実を誇張したり、そもそも事実でないことを取り上げて、歴史を学ぶ児童生徒に自国の先人に対する失望感を抱かせたり、『日本人に生まれてこなければよかった』という絶望感をもたらせたりする傾向がしばしば見受けられる」
から、
「『沖縄集団自決事件』の真相を明らかにし、広く社会に訴える」
ことが必要だ、という問題意識に基づいているようです。
つまり、「真相」は
***「集団自決」(集団死)は軍の命令によるものではなかった***
と最初から決まっているわけです。
自由主義史観」の普及に尽力されるのもまた結構ですが、沖縄も日本です。
こうした活動が沖縄県民の神経を逆なでして日本本土に対する敵意を駆り立てることについて、彼らはどの程度の自覚を持っているのでしょうか。
国益」に照らして、決してプラスにならない行動だと思うのですが。