不平文士の節酒日記~ADHD 死闘篇

アルコール使用障害とADHD に立ち向かいつつある技術系会社員のブログ

大学と警察

江戸川短期大学の木内先生が、2004/6/17日記にて
「警察がキャンパスに立ち入ると何が問題なのかがわかりません」
と大胆な告白。
http://www.edogawa-u.ac.jp/~kiuchiy/home/2004webdiary.htm
そこで援用されてるのが


警察が、教育機関への立ち入りを拒否されていたことと、家庭内への介入を最近までしなかったことは、いじめや校内暴力と家庭内暴力が表ざたにならなかったこととつながりがあると考えられる。(参考:日垣隆「日本につける薬」(実業之日本社)199ページ)
あーあ。
そりゃダメに決まってるでしょう。少なくとも私立大学というのは、学問を以て武装し、理の通らぬ権力に抵抗するためにつくられたもののはずです。家庭や公の義務教育機関とはまったく違う。
江戸川大学では政治的事件がないのかも知れませんが、他の大学には幾らでもあります。先例にされてはたまらない。
警察の立ち入りを無制限に認めれば、公安警察による監視・盗聴・工作を無制限に許すことになります。先生方だって、統一協会とかには苦労してるんでしょ?
21世紀になったからといって、私学と権力の対抗関係は本質的には変わってはいないのです。
……もっとも、我が早稲田大学は、警官の立ち入りを認めるどころか予防配備を要請したり、大学主催の講演会に参加した学生の名簿をこそーりと渡してみたりと、警察協力大学の筆頭なのですけれど。
あ、そうだ。「エデンで会おう」を読み返したんですが、アレは70年代半ばの話でした。さすがに21世紀の教員には参考にならないかも知れません。
追伸:木内センセからお返事。先生のお返事にはいつもちょっぴりだけ嫌味が入っているように感じるのは被害妄想かしら……。そういえば母校の新しい研究棟でも数年前から盗難が多発しているようですが、警戒感の欠片も感じられません。うむ、やはり文学部はそうありたいね。