HP「中東経済を解剖する」特設コーナー「外 電 の 目」その２
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- ★米、イラクのクルド人に武器支援 内戦が進行か★
- ★モサド、クルド民兵の秘密部隊に要人暗殺、拉致、建物破壊の訓練★
- ★【少し古いが重要なので】 米とイスラエルがイラクに新ユダヤ国家建設を計画 ★
- ★米、シリア攻略の下準備にシリアとイラクのクルド人と連携か★
クルド人というのは４０００年もの歴史を持ち、人口も２５００万を数える大民族です。過去にはアイユーブ朝を興し、十字軍を倒したサラディンという英雄を輩出していますが、現在は自分たちの国を持たず、その多くはトルコ・イラク・イラン・シリアの国境地帯で生活しています。
そのため、各国の思惑によっていくつもの党派に別れており、クルド人同士でも対立しています。
彼らの活動範囲の一部、イラク北部には大油田があり、ここを巡ってアメリカ・イスラエル・トルコの３者間でパワーゲームが行われています。
「新ユダヤ国家」などというと陰謀論めきますが、要するにクルド人を焚きつけてイラクの一部を独立させ、イスラエルの同盟国にしてしてしまえ、というプランです。
イスラエルは宿敵シリアを挟撃すべく、近年はトルコと軍事的に親密な関係にありましたが、国内に１２００万人のクルド系住民を抱え、国民国家としてクルド民族のアイデンティティを否定することで国民統合を計ってきたトルコ政府は、クルドの独立を許すことができません。
北部イラクにはすでにトルコ軍の強力な部隊が布陣しており、一歩間違えばイラクの混乱にさらにアクターが加わることになってしまいます。
ところで、クルド人はフセイン政権下で化学兵器によって虐殺されたこともあって被害者のイメージが強いのですが、山岳から部族単位で襲撃をしてくる存在として平地に定住するアラブ人には恐れられてもいるそうです。
米軍とつながることにより、クルドに対するアラブ人の悪印象は、より強まっていることでしょう。
大統領選挙前になると、アメリカの仕込んだ大量破壊兵器が見つかるわけですね。
- ★イラク青年を麻薬漬けにして爆破実行犯に★
- ★イラクの刑務所爆破は反乱鎮圧のため米軍が起こす★
- ★イラク、ファッルージャ近くの警察署を爆破しようとした米人をイラク側が捕獲 イスラム通信（抄訳）★
- ★イラクのアシュラ祭の大虐殺は、米英モサドが関与か イラク各紙★
こういうのを「ジサクジエーン」とか言うんですか？
- ★米、国際機関にアラブ・イスラム世界の虐待を発表するよう圧力★
誰だって、一人で泥をかぶりたくはないですよね。
モラル崩壊なのか何かを意図した戦術なのか？
前者だとすると、米軍の規律は崩壊寸前ということになります。
