ドラえもん・のび太のアフガンイラク支援
さいきんの選挙で少し出世した友人のブログより。
「アフガニスタン支援」や「イラク支援」などというのは、いわば火遊びしているジャイアンが、
「おい、のび太!お前、見てるだけで何もしねぇってのかよ!」
と凄まれて、いやいや何か手伝わされるような話であり、真面目に付き合うだけバカを見るネタなのだ。
ただ、いじめられているアフガニスタンやイラクの人々からすれば、当然、「のび太までもが!」
と恨むことになる。
日本は旧西側諸国=旧連合国の一員であり、米帝に逆らうことなど(まだ)できないのだから、「何もしない」という選択肢はないのである。
ここで給油を止めた場合、次に来るのは、
「じゃあ、のび太、何してくれるってんだよ〜!」
というジャイアンの脅迫であり、それが11月のオバマ大統領の来日である。
言うまでもないことだが、大統領がブッシュからオバマに代わったくらいで、米帝のジャイアン性まで変化するわけではない。
国際情勢を判断すれば、「何もない」という選択肢はなく、かと言って、アフガニスタン情勢を見れば、「現地に日本人を行かせる」というリスクを負うわけにもいかないことが分かる。
こんなことは選挙の前にはすでに分かっていたことではないか。
岡田外相にあっては、是非ともその手腕を見せていただきたいところであり、鳩山総理にあってはオバマ大統領になんと申し開きするのか見物であろう。
ポピュリズムのツケを払わされるのか、それとも起死回生の策があるのか、しばらく楽しめそうだ。
個人的には、「国際情勢を判断した結果、当面、給油延長」という政策転換は「十分あり」だと思っている。それは、民主党内右派のような「米帝事大主義」によるものではなく、「しばらくお茶を濁していれば、米帝は勝手に倒壊するだろう」という読みによるものである。
さてさて、社民党はどう出るか。