不平文士の節酒日記~ADHD 死闘篇

アルコール使用障害とADHD に立ち向かいつつある技術系会社員のブログ

KSLV-I、発射寸前☆

きたる7月、世界で10番目の衛星打ち上げ国にならんとする韓国が、羅老宇宙センターから、液体燃料+固体燃料の2段式ロケットを発射するそうです。
KSLV-Iという名のこのロケット、当初は2005年の打ち上げを計画していたのですが、ロシアからの技術移転が遅れたため延び延びになっており、おかげで韓国は衛星打ち上げのナンバーズクラブ(ロシア、米国、フランス、日本、中国、英国、インド、イスラエル、イランの9国)に入り損ねてしまいました(しかもイランのロケットは実質的に北朝鮮製というオマケ付き。悔しかろうて)。
さてこの羅老宇宙センター、韓国南岸の北緯34度にあります。
一般常識として、衛星打ち上げロケットは東に向けて撃つのが経済的。
34度線を辿っていくと……対馬を過ぎて広島上空を通過、いったん瀬戸内海に入り淡路島、大阪上空を経て三重から太平洋に出て、浜岡をかすめてロサンゼルスへ!!
何ともエキサイティングなルートではありませんか。
ちょっと(5〜7度)ずれると、名古屋・横浜・千葉・東京上空を通過するものと思われます。
(実際は軌道に乗るべく大圏コースを飛ぶので、経線をずっと追ってみても意味はありません。ロスではなくチリの方に飛んで行くものと思われる)。
もっとも、朝鮮問題の専門家である辺真一によれば、

韓国のロケットは九州と沖縄の間を飛んでくる

http://blogs.yahoo.co.jp/krp19820301/25250242.html
とのこと。
また、

南海(ナムヘ)地方海洋警察庁は韓国航空宇宙研究院と共に24〜25日午前9時済州島南方1700?の太平洋海上で模擬衛星打ち上げ実験を実施すると16日明らかにした。
<中略>
 今回の実験を通じて海警と韓宇研は今年12月全南高興郡外羅老島(チョンナム コフングン ウェナロド)の羅老(ナロ)宇宙センターで打ち上げる科学技術衛星2号の位置を把握するためのデータを収集する計画だ。

http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1208318355/
という実験もやっているので、真南か南東に打つのかも知れません。
しかしそうすると今度は那覇・嘉手納の近辺を通ることになりますから、米軍のパトリオットミサイルは建前上スタンバイするでしょう。
嘉手納基地北部に配置されたパトリオット那覇沖縄本島南部をカバーできませんから、空自は那覇基地にペトリを貼りつけるべき!