不平文士の節酒日記~ADHD 死闘篇

アルコール使用障害とADHD に立ち向かいつつある技術系会社員のブログ

女性専用車両の差別性

ホッケウルフさんのところから。

日本テレビ系列で月曜日22時から放送中の『オジサンズ11』を見ていたら、日本初の女性専用車両についてクイズが出されていた。目的の一つは現代と同じく痴漢防止なのだが、驚いたことに一車両を女性専用と設定したのは約100年前……明治時代のことだった。

女性専用車両の存在を行きすぎたジェンダーフリーによるものと主張する人々がいるが、だとするとジェンダーフリーは100年前から存在したということになる。

http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20080630/1214837695
日本の男性解放運動が失速してから10年近くになりますが、その後の流れで「男性差別」を訴える方々がきわめてしばしば触れるトピックがこれ。
まともにフェミニズムを齧っていれば、女性専用車両なんてものは女性隔離施策に他ならず、本質的に女性差別的なものだということがわかりそうなもんですが。
つまり、女性専用車両こそバックラッシュの象徴とも言うべきものなのだ!
加えて言うと男性を潜在的な女性痴漢者と看做す点でヘテロセクシズム的でもある。
さらに言うならばトランスジェンダーの存在を車内より抹殺する効果を持つ恐怖の監視装置であるとも言える。
ま、痴漢行為に甘い社会における対症療法という側面もあるので、積極的に批判する気もないのですが。