不平文士の節酒日記~ADHD 死闘篇

アルコール使用障害とADHD に立ち向かいつつある技術系会社員のブログ

総選挙

総選挙ってのは何が「総」なんでしょう。衆議院議員だけを「代議士」と呼ぶのと同じようなものでしょうか。
それはさておき、開票直後の飛ばし報道に比べ、朝起きたらまぁこのくらいなら55年体制時代にもあったよね、という程度の差なのでややほっとした次第。
つまり、選挙制度改革って何だったの?
ここでひとつ、選挙制度改革に尽力し、二大政党時代を切り開いた大物議員たちのいまを追ってみよう!
元大蔵省主計局主計官・新生党大蔵大臣(2期)・自由党幹事長・政調会長民主党幹事長
民主党代表代行 藤井裕久参議院議員2期・衆議院議員5期・73歳)
 小沢一郎の側近中の側近。頭の切味は今でも政界有数だろうと思いますが……神奈川14区で元プロボクサーに負け落選。

自民党国土庁長官新生党国家公安委員長
民主党筆頭副代表 石井一(衆議院議員11期・71歳)
 兵庫1区で落選。土井たか子の地盤に切り込んだ義理の息子(民主党新人)も兵庫7区で落選。

民社党書記長・政審会長・新党友愛代表・民主党幹事長
民主党大阪府連特別代表・前衆議院副議長 中野寛成(衆議院議員10期・64歳)
 民社党の大物。非自民・反共産の野党結集と二大政党制に尽力。大阪8区で落選。

社会党書記長・民主党国対委員長・選対委員長
民主党愛知県連連常任顧問 赤松広隆(衆議院議員6期・57歳)
 細川内閣のスポークスマン。社会党解体の立役者。(早大)空手部副主将という経歴に詐称の疑惑あり。愛知5区で落選、比例区東海ブロックで復活。
あとは元日本新党常任幹事で民主党都連会長の海江田万里衆議院議員4期・東京1区)や、早稲田バツで顔色その他がとても悪い手塚仁雄民主党衆議院議員1期・東京5区)が落選したのが、個人的に感慨深いところです。
しかし、この前の都議選で無所属出馬、6249票しか取れなかった元杉並区議の渡嘉敷奈緒美自民党新人)が小選挙区で当選ですか。面白過ぎるぞ。大阪7区というのは吹田市摂津市だそうですが、沖縄系が多いのかなぁ。
あ、保坂展人社民党衆議院議員2期・比例区東京ブロック)が棚ボタで当選したのはちょっと笑いました。この人の当落は、毎回のように選挙制度によって左右されていて、気の毒ではあります。