ミニシアター時代の終わり？

かつて、名画座が凋落したのち、それに代わるものとして「ミニシアター」が注目された頃がありました。
その中でも席数数わずか７３という中野武蔵野ホールは、その旗手として注目されたものです。
わたしもある一時期通いつめていました。
しかし１９８７年にオープンしたこの映画館も、今年の５月７日で閉館するそうです。
いつのまにか上映される作品のラインナップが任侠ものに代わってしまいましたが、もともとはインディーズ作品が良くかかるところでした。
優れた上映設備を持ち、最低限の人件費ですむように設計されたシネマコンプレックスの対極にあるこうした小屋が続かないというのは、無念です。