2004-03-12 マドリードの鉄道爆破事件、ETAの犯行ではない=ETA政治部門 政 アスナール首相はバスク地方の分離独立を主張する「バスク祖国と自由(ETA)」の犯行だと決めつけたようですが、これはあきらかにおかしい。ETAは政治的独立を勝ち取るためにテロを行っているのであって、スペイン国民全体を敵に回すような民間人無差別殺傷を行う理由がありません。今までのテロも、軍、警察、政治家、行政といった公的ブロックに矛先が向けられていたようです。アスナール首相は米国の「テロとの戦い」を熱烈に賞賛し、テロを封じ込めたと宣伝してきましたが、総選挙が間近に迫っている時期の大災厄に、つい本音がでたのでしょうね。日本でも参議院議員選挙が近づいてるわけで、出張族としては憂鬱な限りです。