不平文士の節酒日記~ADHD 死闘篇

アルコール使用障害とADHD に立ち向かいつつある技術系会社員のブログ

不逞文士めざして

闘わないほうが良い、という意見がある。
それは、そうではない、
と、どうやったら言えるのか。

勝てるかどうかわからない。
それはそうだし、勝てないことも多い。むしろ勝てないことの方が多いだろう。
しかし、闘った事実は記録として残り、それがいつか、正しかったことが明らかになることもある。
正しくなかったとしても、その感情は記録され、記憶されるかもしれない。
それは勝利と言えるし、少なくとも闘った意味であることは間違いない。

正しい闘いなのか、それもわからない。
それでも闘うべきなのか。
闘うべきだ。
何故なら、闘うことによって、その闘いが、正しいか間違っているかは、いよいよあきらかになっていくからだ。
闘え、闘え。

公開停止になってました。

8年前に書いた日記に弁護士から申し立てがあり、期限までに「はてな」の認める対応を取らなかったために公開停止と相成っておりました。
該当記述を削除したので、再びパブリックモードで公開します。
http://d.hatena.ne.jp/o-tsuka/20080926#p3
こうした経緯で公開停止になった日記やブログって、けっこう多いのかも知れませんね。

『機動戦士ガンダム/覚醒のニュータイプ〜Formula 91』<後篇>

地中海沿岸、ガルダーヤの街。

街を焼き尽くすかと思われたクロスボーン・バンガード(C・V)だが、包囲を行っていた「青の部隊」と、謎の水陸両用モビルスーツ(MS)部隊の挟撃によって撤退を余儀なくされる。
水陸両用MS部隊の指揮を執っていたのは若き中国系パイロットであった。
「ルオ・ファミリーはお世話になった恩人を決して忘れません」
快活に笑う彼女に対し、シャアは苦笑いを返す。
「ラサを潰したことを言っているのならば、あれはわたしが勝手にやったことだ。ルオ・ステファニーに恩を売った覚えなどない」
「では、我がファミリーの行動も勝手なことと御承知おき下さい」
「……好きにするんだな」

ミライの館の廃墟あと

ミライからサイコフレーム(SF)を託されたザビーネは、シャアに対し、セシリーを救いだすべきだと主張をはじめる。
「勇敢だな。しかし、身の丈に合わぬ希望は君の身を滅ぼす」
「我が身滅びようとも、この悲願必ず成就いたします」
「……良いだろう。気は進まないが、君を、ルオ・ファミリーに紹介しよう」
彼らの後ろで、キグナン軍曹がほほ笑む。

C・Vの戦艦内

セシリーを尋問する鉄仮面。
「レディと会話をするのに、仮面をしたままというのはどういうわけなのかしら?」
「これは失礼」
 仮面を外す鉄仮面。
「ま、まさか!」
「そう。僕は君の父だ」
「母を捨てた男を、わたしは父とは呼ばない!」
「好きにすればいい。しかし、アムロ・レイの記憶の行方は教えて貰う!」
「ビューティ・メモリーを手に入れて、どうしようというの?」
「抹殺をするのさ。そんなものは、これからの人類には必要ないものだからね」
「わたしにはわかるわ……あなたは、自分がアムロ・レイほど強くないということを恐れているのよ」
「何を言うんだ。僕が最強のニュータイプだ。これからの歴史がそれを証明するだろう」

ニューホンコン。ルオ・ファミリーのアジト

シャアたちを迎えたのは、ルオ・ステファニーだけではなかった。
近付いてくる女性に、シャアは顔をしかめる。

「わかっているのでしょう? 鉄仮面は、あなたとジオンの、正当な後継者ですよ」
「ナナイ……私は、彼の父代わりになどなれない」
「そうして、貴男はクェスを殺した。もう一度、同じ過ちを繰り返すお積もりですか?」
「しかし……私にもかつての力はない」
「貴男の命は、このために繋がれたのかも知れない。サイコフレームの力によって」
「……呪われたジオンの名によって、メビウスの輪を閉じる。そういうことか……」

その頃、アジトに隠された戦艦のMS格納庫では、ハロとザビーネがシーブックとの再会を喜んでいた。

ダカールの火

突如、発動したC・Vのツインコロニーレーザーが、連邦首都・ダカールを焼き尽くす。
炎上する、誰もいない議事堂。
空軍基地から離陸する途中に、揚力を失い転げ落ち、ダンゴムシのように無様に陸を転がる旧式モビルアーマーアッシマー)たち。
哄笑する鉄仮面。
「見ろ! 僕は、シャア・アズナブルができなかったことをやっている。アムロ・レイが何だ! 僕は次を考えている」

ニューホンコン。ルオ・ファミリーのアジト

ファミリーのアジトがあるニューホンコンがコロニーレーザーの射程に入るまで16時間。
ファミリーはコロニーレーザーの緊急破壊作戦を発動する。
部隊を載せた偽装輸送船がニューホンコンから打ち上げられる。

衛星軌道

コロニーレーザーを強襲するMSチームをシーブックが率い、その隙にシャア・ザビーネ・キグナンのチームが潜入に成功する。

コロニーレーザー

(以下、いささかアレになります)。

潜入チームは、コロニーレーザーに入港していたC・V戦艦から独力で脱出に成功したセシリーと合流し、コロニーレーザーを内部から爆破するミッションを開始する。
その最中、コロニーレーザー内の「劇場」に偶然?集まるシャア、鉄仮面、そしてザビーネ。

鉄仮面「クワトロ大尉! 銃を捨てろ!」
シャア「カミーユ!」
鉄仮面「やっぱり大したもんですよ、クワトロ大尉。でも、僕の邪魔をするんなら、ここがあなたの死に場所だ」
シャア「……いや、もう一人役者がいるようだな」

シャアの背後で、シャアに向かって銃を構えるザビーネ。

鉄仮面「ザビーネ・シャルだったか。過ぎた野心は身を滅ぼすぞ」
ザビーネ「わ、私は、自分が歴史の立会人に過ぎないと理解はしている。だが、貴様を救おうとしているシャアなどよりは冷静だ」
鉄仮面「お前なんかの言葉は必要ない。クワトロ大尉、僕の同志になれ。その上で、世界の事を共に考えましょう」
ザビーネ「何っ!」
シャア「カミーユ、私はただ、君を誤った道から連れ戻そうとしているだけだ」
鉄仮面「では聞きます。ザビ家を倒し、ティターンズを排除し、地球を寒冷化しようとして、あなたはいったい、何やってんです!」
シャア「私が手を下さなくとも、地球人はやがて滅びるとわかった。その時を待つ」
鉄仮面「僕に同調してくれないのならば、排除するだけだ。その上で地球人を抹殺する。それがわかりやすく、人に道を示すことになります」
シャア「また同じ過ちを繰り返すと気付かないのか!」
ザビーネ「えぇい! 自分たちの都合しか考えられないお前達は、排除されるべきだ!」

そこにミッションを終了したセシリー登場。

セシリー「ザビーネ、それは違う!」
3人が口をそろえ「セシリー!」
セシリー「本当に排除しなければならないのは、地球の重力に魂を引かれた人間達よ。でも、そのために仲間が殺しあうなんて、間違ってる!」
鉄仮面「セシリー、君はつくづく悪い子だ! 父のやることに疑いを持つなんて、とても良くないことなんだ」
ザビーネ「セシリー、君も、シャアや鉄仮面みたいになるつもりなのか?」
セシリー「人の心を大事にしない世界を作って、何になるの?」
ザビーネ「人は、もっと感情を制御するべきだ」
セシリー「違う!」
シャア「セシリー、退け!」
セシリー「嫌よ!」
ザビーネ「君の小さな感傷は、世界を破滅に導くぞ、セシリー!」

そこにミッションを終了したシーブック(のMS。F91)登場。

シーブック「セシリー、早く外へ!」

シーブックの無茶な発砲により、劇場立会い演説会強制終了。そして爆破が始まり、崩壊していくコロニーレーザー

シャア「行け、セシリー! 呪わしき記憶と共に!」
セシリー「シャアっ!?」
シャア「新しい時代を創るのは、我々老人ではない!」

コロニーレーザー周辺

なんとか乗機のキュベレイに辿り着いたシャアだが……

シャア「燃料切れとはな……」
鉄仮面「迂闊なんだよ!」
シャア「えぇい! 来たか!」
鉄仮面「これで終わりにしますか、それとも続けますか! クワトロ大尉!!」
シャア「そんな決定権が、お前にあるというのか!」
鉄仮面「そんな理屈ーっ! 何!?」

キュベレイはファンネルで自らの機体を打ち抜き、鉄仮面のMSビギナ・ギナとともに光の中に散る。

コロニーレーザーから遠く離れて1

宇宙に放り出されて行方不明になったセシリーを必死に捜索するザビーネとシーブックのチーム。

シーブック「どこだ! セシリー! こんなんじゃ、何やったって意味ないじゃないか!」
ザビーネ「もう無理だ。酸素も持たん。シーブック、帰還しよう」
シーブック「何も感じないよ!」
ザビーネ「どうしたというんだ」
シーブック「何も感じないんだ!」

その時、ザビーネが腰に下げていたSFが光を放つ。
ザビーネは、その光に促されるように、SFをハッチの外に漂わせる。
物理法則に囚われず、ザビーネのゼータから遠ざかって行くSF。

その光を見たシーブックが叫ぶ。
「あれセシリーの花なんだよ! セシリーに決まってるじゃないか!」
コックピットからノーマルスーツのみで飛び出していくシーブック

ザビーネたちがそれを見守る。

シーブックの僚機「我々はどう、……したらいいのでしょうか?」
ザビーネ「御姫様に選ばれたのは、我々ではないってことさ。……ルオ・ローラ隊と合流して、ニューホンコンに凱旋するぞ!」

セシリーを発見し、その体を抱くシーブック

ふたりに、救助艇がゆっくりと接近して行く。

コロニーレーザーから遠く離れて2

流されていく赤いキュベレイの残骸。


Fin.

永井一郎さんの声でお願いします。

人類が
行き過ぎた経済格差に晒されるようになって
二十年
自己肯定から最も遠い男性集団
オタククラスタ
ポリコレ疲れを名乗り
仮想フェミニストクラスタ
感情闘争を仕掛けてきた